宮城県には金蛇水神社という、牡丹と藤が美しい神社があります
我が家の牡丹も咲き始めました。きっと“牡丹色”とはこの花のことを言うんだろうなぁと思えるほど、華やかで見事な咲き姿です。
花びらを大きく広げて咲き誇る姿は、まさに「美の頂点」
牡丹が散るときには「崩れる」と表現されるそうです。
その言葉には、散る直前の一瞬の美しさを慈しむ気持ちが込められているように感じます

金運をもたらすといわれる、牡丹と藤の美しい神社
しばらくお参りに行けていないせいか、私の財布は見事にダイエットに成功中です
子どもの頃に母や伯母に連れて行ってもらった場所──
そんな思い出は、時が経っても不思議と色あせません。
牡丹が「崩れる」と表現されるように、
美しいものほど、やがて静かに形を失っていくのかもしれません。
年を重ねていく母や伯母の姿を見ていると、
この世にある物や知識が崩れずに残っていてくれれば…と、ふと願ってしまいます。
四散していくものを、手でそっとかき集めてでも、形にして残したい。
そんな気持ちになる季節です