お盆の花づくり ― 松本ローズと私の想い

2025年8月17日(日)🌸

今年のお盆用に作ったアスターです💐
品種は 松本ローズ 🌹
もう一種、松本ピンク もありましたが、高さが足りず販売は断念💦

ご購入くださった方のご先祖様や想い人に喜んでいただけたなら、とても嬉しいです🙏✨

松本ローズ

ところで、
どうして私たちはお墓や仏壇に花を供えているのでしょうか。

宗教的な行為というのは、時が経つにつれて本来の意味が忘れられ、習慣として残ることが多いようです。
例えば、神道の儀式も教義としての意味は薄れ、今では日本の風習として定着しています。
キリスト教でも、日曜礼拝に参加する人が減ってきていると聞いたことがあります。

では、改めて「花を供える」という行為の意味を考えてみます。
花を飾る向きをよく見ると、故人に向けてではなく、残された私たちの方へ向けて飾られています。 ?あれっ?

仏典にはこんな話が伝えられています。
お釈迦様は前世で「儒童梵士」という修行者だった時、燃灯仏に出会いました。
燃灯仏は、儒童梵士が将来仏になることを予言します。
その予言に感謝の気持ちを伝えようとした儒童梵士は花を捧げたと記されています。

つまり、すでに二千年以上前から「花を供える」という行為は人類の営みの中にあったのです。

「故人には造花ではなく生花を供えるべきだ」と言う人もいれば、
「供えてはいけない花がある」と意味づけする人もいます。
しかし、私はそのような細かなルールよりも、本来の意味が忘れられた今だからこそ、
故人への感謝を込めて、その人が好きだった花を供えることこそ大切ではないかと思うのです。

来年は松本ピンクももう少し背を伸ばして、皆さまにお届けできたらいいなと思っています🌸

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