黄色い芽と、受け継いだ記憶

📅 2025年8月28日(木) 宮木野より🌱

白菜の種を蒔きました✨
出てきた芽の色が…なんと黄色💛!
日光にまだ当たっていないからなんです☀️
白菜を切ったときに中が美しい黄色をしているの、まさにあの色なんですよ🥬💫

蒔いた白菜の品種は「さとぶき」「ちよぶき」「冬月」です。
宮木野の私の周辺では、白菜の種まきは 8月22日・23日・24日の3日間 と昔から決まっています。

これより早いと、白菜が丸まった後に花を咲かせてしまい、
逆に遅いと、葉が丸まらないまま年を越してしまうんです。

ただ最近は温暖化の影響もあり、去年は25日、今年は26日に種を蒔きました🌱
種の袋には「おおまかな種まき時期」としか書かれていませんが、
白菜はとてもデリケートで、ちょっとした違いが結果に響くようです。

母から受け継いだこの知恵を、実際にずらして蒔いたときにどうなるか、今確認しているところです。
昔ながらの教えに倣いつつ、今の気候に合わせた工夫もしていきたいですね😊


もう二十年ほど前、私が母の農業を手伝い始めた頃のこと。
不慣れな私の作業を見て、近所の小母さんが「農業一年生だね!」と笑いかけてくれました。

やがて歳を重ねたその小母さんは、白菜の苗をうまく育てられなくなり、
毎年のように私のところへ苗をもらいに来るようになりました。
どこか遠慮がちに、すまなそうに…。

けれど今、その小母さんが苗を取りに来ることはもうありません。
認知症が進み、物忘れがひどくなってしまったのです。

その姿を見て、私は自分のことを理解しました。
最近、私の農作業が思うように進まないのは、
あの小母さんから、実は大きな励ましをもらっていたからなのだと。
その大事なものを私は失ったと、、

農業をやめると認知症が進むと言われています。
だからこそ、母がそうならないように、私も頑張らなくちゃ――そう思っています🌱

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